制御工学教員協議会
- 日時
- 11月11日(土)15:30 〜 17:30 (講演プログラム:SaHa2)
- 場所
- 電気通信大学 講堂
- プログラム
- 1. 制御工学教員協議会総会 [30分]
2. 制御工学教員研究集会 (1) [30分]
IFAC2017報告会(原辰次先生(東京大学),淺間一先生(東京大学))
3. 制御工学教員研究集会 (2) [60分]
特別講演(池田雅夫先生(大阪大学)) (※ 下記をご覧ください)
特別講演
- 講師
- 池田 雅夫 先生(大阪大学)
- 日時
- 11月11日(土)16:30 〜 17:30 (講演プログラム:SaHa3)
- 演題
- 研究力強化への努力
- 概要
- 研究の世界に入ったとき,まず何の研究をするかは,指導教員の研究分野によって決まる.つまり,研究者人生はある狭い世界の中からスタートする.システムの振舞いが初期値に依存するように,この影響はずっと続く.一方,システムの振舞いは操作入力と外乱によっても決まる.つまり,研究者人生には,スタート後に決まる要素として,自分の意図で決めることができる部分と,そうではない部分がある.自分の意図で決まる部分については,適切な意義のある課題を選び,それを解決するためのスキルを身に着け,良き共同研究者を見付ける必要がある.それらをどれだけ広い世界で考えられるかが,成果の大きさを左右する.したがって,その世界を広げる努力が必要である.自分の意図で決まらない部分については,プラスに働くように活用し,マイナスに働くことを抑える必要がある.このような視点を基に,研究力の強化について述べる.
- 講師略歴
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1971年大阪大学工学研究科通信工学専攻修士課程修了,1973年同博士課程を中途退学.神戸大学工学部システム工学科,大阪大学工学部電子制御機械工学科,同工学研究科機械工学専攻において,非線形システム,時変システム,大規模システム,ディスクリプタシステムを対象とした制御理論の研究と線形時不変システムに対する制御理論とその応用の教育研究に従事.2010年大阪大学名誉教授.その後,大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室と経営企画オフィスでURA業務に従事し,現在シニア・リサーチ・マネージャー.2013年8月より2年間副学長(URA担当),2017年8月より総長特命補佐を兼務.
2005年計測自動制御学会会長,2007年~2011年SICE Journal of Control, Measurement, and System IntegrationのEditor in Chief.2015年よりリサーチ・アドミニストレーター協議会副会長.計測自動制御学会名誉会員・フェロー,IEEE Life Fellow,日本機械学会フェロー,IFAC Fellow.