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お知らせ |
会告:2011年度計測自動制御学会フェロー紹介
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研究・開発・教育啓蒙・管理運営その他の活動を通じて,本会の関与する分野の学問技術の発展に顕著な功績のあった会員を顕彰するために設けられた「フェロー制度」による第24回のフェローが決定し,9月15日,早稲田大学国際会議場(創立50周年記念式典会場)において,飯野 穣君,岩岡秀人君,植田敏嗣君,香川利春君,黒谷憲一君,菅野重樹君,田所 諭君,則次俊郎君,本多 敏君,松日楽信人君の10君に称号が授与された.
いいの ゆたか
飯 野 穣 君(正会員)
企業における継続的なシステム制御技術の実用化研究・開発を通じて,SICEの制御技術の発展と普及に大きく貢献した.SICEの運営では,理事,評議員,代議員,制御技術部会主査等を歴任し,特に部門連携,産学連携活動に貢献した.また,調査研究会を通じ,エネルギー環境技術に関する新領域研究をSICEの研究開発戦略の一つとして根付かせるための啓蒙活動を進めてきた.
略 歴
1982年 3月 |
早稲田大学理工学部電気工学科卒業 |
1984年 3月 |
早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻修了 |
1984年 4月 |
(株)東芝入社,総合研究所・エネルギー機器研究所に配属 |
1998年 9月 |
同社 経営変革推進本部 |
2001年 4月 |
同社 電力社会システム技術開発センター,システム研究開発部 |
2002年 4月 |
同社 同センター,エネルギーソリューション開発部グループ長 |
2005年10月 |
同社 同センター,エネルギーソリューション開発部 主幹 |
2009年10月 |
同社 同センター,制御システム開発部 主幹 |
2011年 4月 |
同社 スマートコミュニティ事業開発部 主幹,現在に至る |
本会関係
2006〜07年度 |
理事(部門協議会担当) |
2008〜09年度 |
評議員 |
2010〜現在 |
代議員 |
2008〜09年度 |
制御技術部会副主査,主査 |
2009〜10年度 |
次世代制御技術調査研究会委員 |
2009〜10年度 |
ディペンダブル制御系調査研究会委員 |
2010〜現在 |
エネルギー環境システム制御技術調査研究会幹事 |
いわおか ひでと
岩 岡 秀 人 君(正会員)
計測システム,計測用光デバイス,MEMSデバイス分野の先駆的研究活動およびリーダーとして貢献した.具体的には,核四重極共鳴温度計,磁気共鳴医療画像診断装置,時間計測技術,光周波数安定化光源などの光計測器,コヒーレント半導体レーザ・広波長域受光素子などの計測用光デバイス,MEMS光フィルター等である.これらの多くは商品化されて社会に貢献している.本会管理運営活動関係では,理事・部会主査と委員・国際会議の創立や実行委員長等,活性化に貢献した.
略 歴
1969年 3月 |
慶應義塾大学工学部電気工学科卒業 |
1971年 3月 |
慶應義塾大学工学研究科修士課程(電子工学専攻)修了 |
1971年 4月 |
横河電機(株)入社 研究開発部配属 |
1972年 6月 |
電気試験所(後の電子技術総合研究所)電波電子部へ1年間出向,研究生 |
1986年 6月 |
光計測技術開発(株)(OMTEC)へ6年間出向,主任研究員 |
1992年 4月 |
(株)テラテック(TERATEC)へ2年間出向,研究部長 |
1994年 4月 |
横河電機(株) オプトエレクトロニクス研究所長 |
1998年 7月 |
横河電機(株) マイクロマシン研究部長 |
2001年 4月 |
横河電機(株) 技術戦略室長,その後技術連携推進センター長 |
2006年 2月 |
金沢工業大学教授,ものづくり研究所東京分室 |
2011年 4月 |
金沢工業大学客員教授,ものづくり研究所,現在に至る |
本会関係
1977〜79年 |
温度計測部会運営委員 |
1980〜82年 |
光計測部会運営委員 |
2001〜03年 |
理事(事業委員長) |
2003〜05年 |
教育・認定委員会委員 |
2005〜09年 |
評議員 |
2004〜11年 |
ネットワークセンシングシステム部会運営委員・主査,国際会議INSS共同実行委員長,共同ステアリング委員長 |
うえだ としつぐ
植 田 敏 嗣 君(正会員)
工業計測・制御機器等の分野に使用される,磁歪ポテンショ,振動式センサ,MEMS技術によるセンサ等の独創的なセンシング技術・デバイスの開発を行い,実用化などを通じて,新しいセンシング分野の開拓を行い計測・制御分野の発展に貢献した.
略 歴
1971年 3月 |
信州大学大学院修士課程修了 |
1971年 4月 |
横河電機(株)入社 |
1988年10月 |
東京工業大学(工学博士) |
1989年10月 |
横河電機(株) 研究開発第1部長 |
1990年 4月 |
横河電機(株) 研究開発第3部長 |
1994年 4月 |
横河電機(株) 技術開発本部 フォトン開発室 室長 |
2002年 4月 |
(株)横河総合研究所 研究理事 |
2003年 4月 |
早稲田大学大学院情報生産システム研究科教授,現在に至る. |
本会関係
1983年〜 |
論文査読委員 |
1984〜87年度 |
論文編集委員 |
かがわ としはる
香 川 利 春 君(正会員)
圧縮性流体の計測制御の分野において日本をリードしている.具体的には従来ではポリトロープ変化と仮定するなどあいまいな扱いであった空気の状態変化を連続の式とエネルギー方程式で扱う手法ならびに等温化圧力容器を提案し,日本提案のTC131/ISO6358国際規格の成立に貢献した.また流体計測の分野で数々の功績を納め,蓮沼賞を2回受賞している.SICEの活動では1980年代流体計測委員会幹事ならびに主査を長く行い,現在の産業応用部門においてFLUCOME-J-SICEをリードした.また2000年には事業委員長としてSICE全体の活動にも大きく貢献した.
略 歴
1974年 3月 |
東京工業大学工学部制御工学科卒業 |
1974年 4月 |
株式会社北辰電機製作所入社 工業計器技術部門所属 |
1976年 5月 |
東京工業大学工学部制御工学科助手 |
1986年 4月 |
東京工業大学工学部制御工学科講師 |
1992年 3月 |
東京工業大学工学部制御工学科助教授 |
1998年 6月 |
東京工業大学精密工学研究所教授 |
本会関係
1978〜2000年 |
流体計測部会委員主査 |
2000〜02年 |
事業委員会委員長 |
2004〜06年 |
産業応用部門委員 |
2007年〜現在 |
評議員 |
くろたに けんいち
黒 谷 憲 一 君(正会員)
長年水環境などプロセス分野の情報制御システム開発や解析に携わり,実システムにおいて,省エネルギーや自動化に大きく貢献する成果をあげた.また,本会においては,継続的に部会の中心的メンバーとして活動を行い,さらに理事,部門長や各種委員会の委員長・委員を歴任するなど,産業界の学会活動の活性化に貢献した.
略 歴
1973年 3月 |
横浜国立大学工学部機械工学科卒業 |
1975年 3月 |
東京工業大学大学院理工学研究科制御工学専攻修士課程修了 |
1975年 4月 |
富士電機製造(株) (現 富士電機(株))入社 |
1978年 1月 |
富士ファコム制御(株)出向 制御システム開発担当 |
1991年 7月 |
(株)富士電機総合研究所出向 情報システム研究所研究マネージャー |
2003年10月 |
富士電機システムズ(株) e-ソリューション本部情報システム統括部長 |
2007年 6月 |
同社常務理事オートメーション事業本部情報制御センター長 |
2009年 4月 |
同社常務理事技術開発本部技師長 |
2011年 4月 |
富士電機(株)技術開発本部技師長,現在に至る |
本会関係
1990〜92年度 |
システム工学部会運営委員 |
1991年度〜現在 |
制御理論応用部会(現制御技術部会)運営委員,幹事 |
1994〜95年度 |
会誌編集委員会委員,制御部門幹事・主査 |
1999〜2000年度 |
都市防災システム部会副主査 |
2000〜01年度 |
制御部門学術委員会委員長,委員 |
2007〜2008年度 |
理事(論文集委員会) |
2010年度 |
評議員 |
2010年度〜現在 |
倫理委員会委員 |
2011年度 |
企画委員会委員 |
すがの しげき
菅 野 重 樹 君(正会員)
ロボットをはじめとする人間と共存する機械および環境の設計・制御に関する研究を,約30年間にわたり一貫して続け,多くの業績をあげてきている.特に,環境の設計・制御分野についてはSI部門で精力的に活動し,SICEで多数の論文発表,SICE Annual Conf.での基調講演も行っている.さらに,SI部門長,部門協議会担当理事としてSICEの運営,特に部門での研究活動の活性化に長年精力的に取り組んだ.
略 歴
1981年 3月 |
早稲田大学理工学部機械工学科卒業 |
1986年 3月 |
早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学 |
1986年 4月 |
早稲田大学理工学部助手 |
1989年 3月 |
工学博士 |
1990年 4月 |
早稲田大学理工学部機械工学科助教授 |
1993年 9月 |
スタンフォード大学客員研究員(〜1994年8月) |
1998年 4月 |
早稲田大学理工学部機械工学科教授 |
2007年 4月 |
早稲田大学創造理工学部総合機械工学科教授 |
2010年9月 |
早稲田大学創造理工学部教務主任 現在に至る |
本会関係
1998〜99年 |
ロボット工学部会主査 |
2000〜02年 |
福祉工学部会主査 |
2005〜06年 |
SI部門副部門長 |
2006〜07年 |
SI部門部門長 |
2007年 |
分散知識・行動知能調査研究会主査 |
2008〜09年 |
常務理事(部門協議会) |
2011年 |
SICE2011実行委員長 |
その他 |
企画委員会委員,SI部門運営委員,Y50実行委員会委員などを歴任 |
たどころ さとし
田 所 諭 君(正会員)
レスキューロボットに関する文科省,NEDO等のプロジェクト,ロボカップレスキューなどの企画立案および代表責任者としての実施を行い,同学術分野を国際的規模で創成すると共に,その発展と実用化に多大な貢献を行った.また,ASTMの災害対応ロボット評価の国際標準化委員を務め,SI2002をはじめ多数の会議や講習会の実行委員長,国際担当理事・国際委員会委員長などを務めたほか,レスキュー工学部会を創設し初代主査を務めた.
略 歴
1982年 3月 |
東京大学工学部精密機械工学科卒業 |
1984年 3月 |
東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専門課程修士課程修了 |
1984年 4月 |
神戸大学工学部助手 |
1993年 6月 |
神戸大学工学部助教授 |
2002年 4月 |
NPO法人国際レスキューシステム研究機構設立,会長 |
2005年 4月 |
東北大学大学院情報科学研究科教授 |
2002〜06年度 |
文科省大大特レスキューロボット等次世代防災基盤技術の開発研究代表者 |
本会関係
2000〜02年度 |
システムインテグレーション部門レスキュー工学部会主査 |
2002年12月 |
SI2002実行委員長 |
2007〜08年度 |
理事(国際担当) |
のりつぐ としろう
則 次 俊 郎 君(正会員)
空気圧技術を中心とした先駆的研究を実施し,先端制御理論の導入による空気圧サーボ系の高機能化と応用,空気圧ゴム人工筋の開発とそれを用いた福祉介護ロボットの研究などについて,SICE論文集を始め関連学会誌に多くの論文を発表している.また,各誌の解説記事や講演会を通して関連分野の教育啓発に努めるとともに,本会理事,評議員,論文集委員会委員,中国支部支部長などを歴任し,本会の管理運営に大きく貢献した.
略 歴
1972年 3月 |
岡山大学工学部生産機械工学科卒業 |
1974年 3月 |
岡山大学大学院工学研究科修士課程(生産機械工学専攻)修了 |
1974年 4月 |
津山工業高等専門学校機械工学科助手,講師,助教授 |
1982年 9月 |
工学博士(京都大学) |
1986年 4月 |
岡山大学工学部生産機械工学科助教授 |
1991年 7月 |
岡山大学工学部機械工学科教授 |
1996年 4月 |
岡山大学工学部システム工学科教授 |
2005年 4月 |
岡山大学大学院自然科学研究科教授 |
2009年 4月 |
岡山大学大学院自然科学研究科長併任,現在に至る |
本会関係
1995〜96年度 |
中国支部評議員 |
1997〜98年度 |
論文集委員会委員 |
2001〜02年度 |
理事 |
2003年 |
第12回中国支部学術講演会実行委員長 |
2004〜05年度 |
評議員 |
2005〜06年度 |
中国支部支部長 |
2010〜11年度 |
評議員 |
ほんだ さとし
本 多 敏 君(正会員)
SICEの計測部門での技術活動で活躍するとともに,研究活動を通じて計測制御技術の発展と普及に大きな貢献があった.SICEの運営面では,総務理事として代議員制移行に伴う定款改正,学術講演会の英語化の決定,JABEEへの対応,IT化への推進などを積極的に行い,現在のSICEの基礎を築いた.また,熊本大学および慶應義塾大学において学生に対する教育・研究指導を積極的に行っており,SICEにおいては続SICEプロセス塾などで若手研究者の育成に尽力している.
略 歴
1975年 3月 |
東京大学工学部計数工学科卒業,同学科助手 |
1986年 2月 |
同講師 |
1986年 4月 |
熊本大学工学部助教授 |
1990年 4月 |
慶應義塾大学理工学部計測工学科助教授 |
1992年8月〜93年9月 |
アーヘン工科大学客員研究員 |
1998年 4月 |
慶應義塾大学理工学部教授,現在に至る |
本会関係
1984〜86年度 |
流体計測部会運営委員会幹事 |
1990〜93年度 |
流体計測部会運営委員 |
1994〜2000年度 |
流体計測部会運営委員会幹事 |
1994〜96年度 |
微小流計測研究会幹事 |
1995〜96年度 |
論文集委員会計測部門主査 |
1999〜2000年度 |
理事(総務担当) |
1999〜2003年 |
教育認定委員会幹事 |
2001〜02年度 |
計測部門長 |
2002〜03年度 |
センシングフォーラム運営委員会副委員長 |
2002〜04年度 |
ネットワークセンシングシステム調査研究会幹事 |
2003年度 |
教育認定委員会委員長 |
2004〜08年度 |
ネットワークセンシングシステム部会幹事 |
2004年度 |
センシングフォーラム運営委員会委員長 |
2006〜07年度 |
流体計測制御部会主査 |
2008〜07年度 |
ネットワークセンシングシステム部会主査 |
2008〜11年度 |
技術史委員会幹事 |
2011年〜現在 |
計測における逆問題研究会主査 |
まつひら のぶと
松日楽 信 人 君(正会員)
種々の先進ロボットシステムの開発を通してロボット技術の有効性を社会に広く示した.また,総合科学技術会議科学技術連携施策群において,府省連携による次世代ロボット共通プラットフォーム技術の施策を実担当として推進し,世界に先駆けて環境情報構造化の概念を確立した.さらに,SI部門の効果的な運営により国内外にシステムインテグレーション技術の普及に努めた.
略 歴
1980年 3月 |
東京工業大学工学部機械物理工学科卒業 |
1982年 3月 |
東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻修士課程修了 |
1982年 4月 |
東京芝浦電気(株)(現 (株)東芝)入社 |
1995年 7月 |
日本原子力研究所(現 日本原子力研究開発機構)に出向(2年間) |
1996年 7月 |
東京工業大学(工学博士) |
2003年12月 |
東京工業大学21世紀COE特任教授併任(〜2008年3月) |
2005年 7月 |
総合科学技術会議科学技術連携施策群次世代ロボット連携群主監補佐,副主監併任(〜2009年3月) |
2011年 4月 |
(株)東芝 研究開発センター技監を経て芝浦工業大学機械機能工学科教授,現在に至る |
本会関係
2008〜09年度 |
SI部門環境とロボットとのインタラクションデザイン調査研究会主査 |
2006〜07年度 |
SI部門副部門長 |
2008〜09年度 |
SI部門部門長 |
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copyright © 2011公益社団法人 計測自動制御学会 |
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