SICE 社団法人 計測自動制御学会
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 会告:2011年度計測自動制御学会学会賞「功績賞」の贈呈
 功績賞は,本会が関与する分野において,科学技術の進歩,産業の発展,もしくは,教育・啓蒙に関し,永年にわたって特別な功労があり,その功績が特に顕著な者の生涯的偉業を讃えるものである.
 9月15日,早稲田大学国際会議場(創立50周年記念式典会場)において贈呈式を行い,受賞者に賞状および副賞が贈呈された.

やまさき ひろお
山 ア 弘 郎 君(名誉会員,フェロー) 

功 績 1. センサ工学の体系化:未整理であったセンサ技術を出力信号の形や出力エネルギー源,また信号変換を支配する物理法則などで整理しセンサ工学として体系化した.そしてセンサ工学 朝倉書店(1982),センサ工学の基礎 昭晃堂(1985,第2版2000),センシングの基礎 岩波書店(2001)などを出版した.
 2. 知能化センサの研究:中核的な構造としてセンシング・インテリジェンスの構造や役割を明確化した.仮想的なセンシング構造である合成開口ソナーや電子的に実現した柔軟な空間フィルタ,聴覚と視覚情報を融合した音声処理システム等を実現.科学技術庁科学技術振興調整費による「センサフュージョンの基盤的技術の開発に関する研究」プロジェクトを立ち上げた.成果の一部を「センサフュージョン 実世界の能動的理解と知的再構成」コロナ社(1992)として出版.また,「Intelligent Sensors」をElsevier Science (1996) から出版した.
 3. 渦流量計の発明と実用化:カルマン渦放出の規則性と安定性に着目して渦流量計を研究開発し,実用化した.さらに,そのJIS原案作成に関与して標準化に努めた.
 4. 異状検出予測技術の研究:SICE研究専門委を組織し,研究成果を「異状検出と予知」工業調査会(1988)として出版した.IMEKO TC10(Technical Diagnostics)の委員を務めた.また,異状対応の視点から自動化システムにおける人間と機械の役割分担の最適化について研究した.
 5. 計測工学の教科書などの著作:電気電子計測の基礎 電気学会(2005),計測技術の基礎 コロナ社(2009),計測工学ハンドブック 編集委員長 朝倉書店(2002)など.
 6. 1989年度会長として:学会の年号を西暦に統一.学会創立30年に合わせて新ロゴ(現用)採用.

略 歴
1956年 東京大学工学部応用物理学科卒業
(株)横河電機入社.工業計測用センサなどの研究開発に従事.
1971〜74年 東京大学工学部講師(非常勤)兼任
1972年 工学博士(東京大学)
1974年 横河電機(株)退社.
1975年 東京大学教授就任.計測制御機器工学,センサ工学,信号処理等の研究と教育に従事.
1985〜88年 東京大学附属図書館長,国立大学図書館協議会会長 併任.
1993年3月 東京大学定年退官,1993年5月 東京大学 名誉教授
1993年6月〜95年6月 横河電機(株) 常務取締役 技術全般管掌.
1995年7月〜2000年5月 (株)横河総合研究所代表取締役会長.
現在 金沢工業大学大学院 客員教授,日本工学アカデミー 理事,(財)大河内記念会 常務理事,(公益財)矢崎科学技術振興記念財団理事.
 
所属学会:計測自動制御学会,電気学会,日本VR学会,ISA,IEEE会員(Fellow・1994)

SICEでの活動
1975年2月〜77年2月 理事(会誌編集)
1989年2月〜90年2月 会長
1992年 フェロー
1998年 名誉会員
現在 代議員

その他:日本学術会議計測標準研究連絡委員会委員,日本学術会議 計測工学研究連絡委員会委員長,通産省 計量行政審議会委員,同計量標準分科会委員長,インドネシア国立バンドン工科大学 テクニカルアドバイザー,独立行政法人理化学研究所 フロンティア研究システム アドバイザーを歴任.

受賞等
1965,1981年度 大河内記念技術賞
1992年度 島津賞
1996年度 科学技術庁長官賞
1997年度 紫綬褒章
2000年度 2000年度
1968,73,85,90,93,2009年度 本会論文賞

しめむら えつじろう
示 村 悦二郎 君(名誉会員,フェロー) 

功 績:1. 制御理論の確立に対する貢献
   2. 学会・研究の国際化に対する貢献
   3. 制御技術の教育・普及および啓蒙に対する貢献

略 歴
1956年3月 早稲田大学第一理工学部電気工学科卒業
1962年3月 早稲田大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程単位取得満期退学
1958年3月 工学修士(早稲田大学),1966年3月 工学博士(早稲田大学)
1958年4月 早稲田大学助手,1962年4月 同専任講師,1965年 同助教授,1971年4月 同教授
1995年3月 早稲田大学退職
1995年4月 早稲田大学名誉教授,この間に1961年4月〜62年3月 東京大学生産技術研究所研究生,1971年6月〜72年8月 シュトゥットガルト大学客員教授,1978年11月〜81年5月 早稲田大学教務部長
1995年4月 北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授
1998年4月 同大学学長
2004年3月 学長の任期満了により退官,2004年4月 北陸先端科学技術大学院大学名誉教授

主な公的活動
1976年2月〜78年2月 計測自動制御学会理事(事業担当)
1990年2月〜91年2月 計測自動制御学会会長
978年3月〜81年2月,1991年3月〜2004年2月 計測自動制御学会評議員
1994年4月〜96年3月 IEEE Tokyo Chapter Control Society Chairman
1987年5月〜93年5月 システム情報制御学会評議員
1988年9月〜2001年10月 大学審議会特別委員
1991年7月〜99年7月 学位授与機構運営委員会副会長
2008年10月〜現在 東京都地方独立行政法人評価委員会委員長

受賞等
1982,1996,1997年 本会論文賞
1991年 本会著述賞
1998年 本会学術教育賞受賞
1989年 本会フェロー
1999年 本会名誉会員

1989年1月 アレクサンダー・フォン・フンボルト財団からフンボルトメダル受章
1995年7月 (社)日本工業教育協会功績賞受賞
1997年7月 Asian Control Conference からM.S.Ko Education Award受賞
2007年9月 Asian Control Association からACA Wook Hyun Kwon Education Award受賞
2009年11月 瑞寶重光章受章
   
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