4.2 編集業務(本多)

事務局で対応する SICE の編集業務は会誌および論文集であり、正職員 1 名、パート職員 2名で業務にあたっている。
会誌編集業務について、聞き取りをした業務内容の現状を報告する。会誌は、本文・お知らせ・表紙についてそれぞれの編集作業がある。編集委員会の企画を受け、各号ごとに 3ヵ月前から作業が開始される。
本文についておおまかな流れは、
執筆依頼;催促;受け付け (受付表 / 目次 / 原稿料とうの入力 );
査読 (結果によって作業分岐 )
入稿;
初校ゲラ校正;
再校ゲラ校正 / 著者校正;三校ゲラ校正;
別刷発送;
原稿料支払;
図表等の返却
となっている。
お知らせについては、
入校;
初校ゲラ校正 / 著者校正;
三校ゲラ校正
であり、表紙は、
版下入稿;
写真レイアウト / 入稿;
初稿見本校正 / 提供先校正、
という作業の流れである。
各時点では、3 号分の作業が並行して行われている。作業そのものは、ほぼ定型化しているが、入校の形態、原稿料支払等事務局の IT化・電子化にともなって改善が望まれる /見込まれる点が多い。 お知らせに関しては、カレンダー入力フォームの積極的利用の推進等改革を進めた。また電子化へ向け会誌のスタイルファイルの検討を提案した。

論文集業務での事務局の最大の負担は査読の催促のメールであり、管理用の Excel File から以下の日付を目で追って事務局がメールしている。
査読〆切10 日後( 1回目) 事務局からメール、
25 日後( 2回目) 担当委員からメール( 事務局から担当委員へメール)
45 日後( 3回目) 委員長名でメール( ほぼ最終)
日付の抽出などのExcel の機能を利用したIT 化、現状の校閲者データベースの更新、論文の電子メディア保存、web 上の投稿論文の査読状況閲覧等、IT 化へ向け提案した。

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