社団法人 計測自動制御学会(略称:SICE、英文名称 "The Society of
Instrument and Control Engineers")は、「計測」と「制御」を中心とし「システム情報」や「システムインテグレーション」といったシステム的捉え方やシステム化技術に関する基礎理論・設計理論と応用を追及する分野横断的学会です。今、わが国では技術立国、知財立国が政策として推し進められ、技術開発の重要性が広く認識されています。地球温暖化やエネルギー問題など緊急を要する大きな社会的問題の解決のために、SICEがカバーする諸分野の技術と理論ならびにその産業応用が社会に大いに貢献できるものと思います。
SICEはすでに50年近い歴史を持ち、石油・石油化学、鉄鋼、化学などのプラント計装の分野や、電機、機械、自動車、ロボットなどのファクトリー自動化の分野はもとより、交通、通信、環境、建築、土木、医療、金融などの社会基盤分野、生活分野、そしてサービス分野まで、広い範囲で発生する課題を横断的に解決する研究者、技術者の交流の場を提供しています。世界をリードする日本の先端学術の発展を支え、日本の製造技術の高度化の一翼を担ってきたと言っても過言ではありませんし、これからの世界の先端科学技術をまさにリードする立場にある学会と言えます。
(1)場の提供: 研究や技術における深遠かつ創造的な議論を行う場として、SICEでは、「計測」、「制御」、「システム・情報」、「システムインテグレーション」および「産業応用」の5部門を設けて、そのもとに多くの部会、研究会を配置して活発な活動を進めています。2008年度には52部会が200回以上におよぶ講演会、セミナー、シンポジウムなどを開催しました。また、全国に設けられた8支部では地域に密着した活動を進め、主なものだけでも都合150回以上の行事を開催しました。さらに、国際化されたアニュアル・カンファレンスが毎年開催され、グローバルな成果発表と議論の場が提供されています。
(2)知の蓄積: 会誌「計測と制御」には、専門分野はもちろん関連分野の最新のトピックスに関する多彩な解説記事が掲載され、会員に有益な情報を提供しています。また、学会活動のアウトプットとしての知の蓄積を担う「計測自動制御学会論文集」のレベルは、非常に高いものと評価されています。さらに、昨年1月に英文論文集SICE JCMSI を創刊するなど、SICEの真の国際化を着実なものとする動きを始めております。
(3)人材の育成:技術者の継続教育を目的とした各種講習会の開催とCPDポイント制度の拡充、「計測制御エンジニア」資格認定の実施およびJABEEへの協力など、広い視野を備えた技術者の教育・育成を推進しています。
SICEがカバーする諸分野は、如何なる分野の先端科学技術の発展に欠かすことの出来ない重要な科学技術分野であり、したがって今後その需要や期待は大きく増大していくという認識を持っております。たとえば、安全で安心な世界、環境に優しい世界を創り出すにも、そして日本が将来にわたって"ものつくり"分野で活力を持ち続けるためにも、SICE会員の活躍の場はますます拡大しています。日本がフロントランナーとなって世界のイノベーションをリードするために、学術界と産業界の研究者・技術者がこのSICEの場でしっかりと連携していくことが期待されていますし、そこにSICEの大きな役割があります。
SICEは、2年後の2011年に創立50周年の節目を迎えます。上で述べましたようなSICEの置かれた状況ならびに役割を「SICE Anytime Everywhere: いつでもどこでもSICE」という言葉で表しました。次の50年の科学技術をリードしていくSICEに、みなさまの積極的なご参加をお待ちしています。
正会員,学生会員,賛助会員のご入会方法は,SICEホームページ(http://www.sice.or.jp/nyukai/annai.html)をご覧ください.または,SICE事務局会員係(電話::03-3814-4121)までお問合せください.
* 正会員 5,990 名
* 学生会員 352 名
* 賛助会員 190社(234口)
(2010年2月10日現在)
平成22年度役員名簿
平成22年度 SICE組織図
支部長,部会,委員会,事務局
事務局所在地 (〒113-0033)東京都文京区本郷1-35-28-303
電話 (03)3814-4121,FAX(03)3814-4699
(地下鉄営団丸ノ内線 本郷三丁目駅下車または
地下鉄都営大江戸線 春日駅下車または
地下鉄都営三田線 春日駅下車)
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E-mailでの各種お問い合わせはこちらまでお願いいたします.
計測自動制御学会では会員を募集しております.皆様のお近くのかたで入会ご希望のかたがおられましたら,ぜひ入会をすすめてくださいますようお願いいたします.
入会するには……入会申込書により入会申込みと同時に会費(正会員11,000円,学生会員5,500円,論文集代6,300円)をお納めいただき,理事会の承認によって入会できます(入会金,紹介者不要).
入会申込み
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