本会論文集委員会では,このたび下記のテーマで特集号を発行すべく計画を進めております.本テーマに関連する論文およびショート・ペーパーが多数掲載できるよう期待しております.この機会に最近の研究成果をふるってご投稿くださるようお願い申し上げます.
SSI2009特集−次世代のシステム知を拓くシステム・情報技術−
システムと情報に関する科学技術は,一方でそれ自体の方法論としての発展があり,他方で情報通信技術の急速な性能向上と普及があり,複雑化する現代社会を支える基盤となっています.また,対象領域も工学システムから,社会経済システム,生命システムなど多様な広がりを示し関連領域が著しく拡大しています.計測自動制御学会システム・情報部門では,このように広範でかつ進化拡大する分野を対象として活動を行ってきており,その活動は多岐にわたっていますが,これらの活動を横断的に眺めたときには,対象をシステムとして捉え,問題解決にあたるための知識体系としてのシステム知の形成が重要であると考えております.毎年秋に開催される部門の学術講演会(SSI)は部門の活動の集大成として,システムと情報に関わる研究者が集い,最新の研究成果等の情報交換を通じて,学術交流を図っております.このたび,計測自動制御学会論文誌では,きたる11月に開催される今年のシステム・情報部門学術講演会(SSI2009)で発表される論文を中心とする特集号を企画しました.この特集号により,次世代のシステム知を拓くためのシステム・情報技術が見えてくることが期待できます.この講演会での成果発表をふまえ,以下の研究領域を含む,幅広い分野での基礎的研究論文および応用的研究論文を募集します.また,ショート・ペーパーも歓迎します.多くの皆様のご投稿をお待ちしています.
○大規模・複雑システムのためのシステム技術
○学習・適応・進化などシステムの高度知能化技術
○生体を理解し,医療を支える技術,ライフサイエンス技術
○分散性に基づいたシステムの知能化技術とその応用
○ニューラルネットワークの理論と応用および計算知能
○離散事象システムのモデル化・解析・制御・検証
○ヒューマンマシンシステムの複雑性とその克服
○身体・脳・環境の相互作用に基づく知能発現の解明とその応用
○システム知の開拓のための革新的計算技術
○その他
第46巻第11号(2010年11月号)
2010年1月30日(土)
原稿・投稿票・確認書はこちらのメールアドレスにお送りください.
E-mail:trans@sice.or.jp
(投稿表紙に「SSI2009特集−次世代のシステム知を拓くシステム・情報技術−」特集号希望と明記してください.)
計測自動制御学会論文集委員会ホームページをごらんください.
URL:http://www.sice.or.jp/org/trans/index.html
論文集委員会,または茨城大学 井上康介
〒316-8511 茨城県日立市中成沢町4-12-1 茨城大学工学部
電話(0294)38-7069,FAX(0294)38-5229,
E-mail:k.inoue@mx.ibaraki-u.ac.jp
(社)計測自動制御学会 論文集委員会担当
〒113-0033 東京都文京区本郷1-35-28-303
電話(03)3814-4121,FAX(03)3814-4699,
E-mail:trans@sice.or.jp
喜多 一(京都大学,SSI2009 企画委員会委員長),田中志信(金沢大学 工学部)
なお,ご投稿いただいた論文,ショート・ペーパーは,通常の査読 プロセスを経て採否が決定されます.また,やむをえず採録の決定に 時間がかかり,特集号に掲載できなくなった場合は,通常号に掲載さ せていただきますので,ご了承ください.