プログラム(PDFファイル、3月1日更新)
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講師 | 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 教授 廣田 薫 先生 |
演題 | 知能化技術に関する近過去のサーベイと現在から近未来への課題および展望 |
概要 | 知能システムシンポジウムも第40回という節目を迎えたので、その半分の第20回の頃の知能化技術と現在の知能化技術、そして出来ればその将来(20年後に実現できそうなこと)を、という運営幹事からの講演要請に応えて、いささか荷が重すぎる事を自覚しつつも、知能化技術のサーベイと展望を述べる。 知識工学シンポジウムという名称が途中で改名された知能システムシンポジウムについては、変則的に年2回開催されたこともあり、第20回知能システムシンポジウムは、正確に20年前ではなく、1994年10月に琉球大学で開催されている。1994年というと、既にバブル経済が崩壊し始めてはいたが、そして知能化技術のレベルはまだまだ未熟ではあったが、現場の技術開発の勢いは現在とは比べものにならぬほどすごいものがあった。おそらく、現役学生さんや30歳前後くらいまでの若い研究者の方々は、そのすごさを直接体験されていないと思われるので、出来る限り当時の具体例を紹介しながら、知能化技術の近過去を振り返ってみたい。 さてその後、現在にいたって、完熟にはまだ遠いものの、知能化技術は着実に進歩している。講演者の研究グループでも、インターネット接続による、多数の人間と多数のロボットが共存共栄する社会の実現という観点から、ロボットの知能化技術に関する研究を進めている。その現状などを報告すると共に、知能化技術が現在直面していて今後解決しなければならない課題をいくつか指摘し、近未来に実現できそうな技術の展望に関する私見を述べる。 |