現在継続中のヒューマンマシンシステム部会主催 研究会

ヒューマンマシンシステム研究会

【研究会設立の趣旨・内容】

ヒューマンマシンシステム部会では,2007-2008年度の2年間に渡り開催してきた サブタスク研究会を発展的に解消させて, 新たに「ヒューマンマシンシステム研究会」を 2009年度に立ち上げました. 本研究会では,人間機械系に関する諸問題やそれらの対処法などについて, 専門家の方々から最新の話題提供を行っていただき, 参加者全員による活発な議論を進めていく予定です.

【次回開催案内】

第16回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2016年10月24日(月) 14:00〜17:00
  • (場所)京都大学吉田キャンパス 物理系校舎 101講義室
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  • (内容)講演とディスカッション
    • 講演者1: 塩瀬 隆之 氏(京都大学 総合博物館/デザイン学ユニット/学術研究支援室)
      題目:「縦割り組織におけるコミュニケーション不全を疑似体験するボードゲーム型教材の開発」
      概要:
        組織の学習支援のために開発したボードゲーム型教材について概説する。 とくに,大企業病として知られるような縦割り組織のコミュニケーション不全を 疑似体験することで,セクションをこえた部署の人間と情報やリソース共有しながら, 協力して事業成立を目指す協力型ボードゲームである。 組織の生産性を上げるはずの構造がいかに組織を硬直化させ, どのように創造性を奪うのかについて,コミュニケーションデザインの観点から検討する。


    • 講演者2: 北村 康宏 氏(鉄道総合技術研究所)
      題目:「作業場面を模擬した違反誘発課題の開発とその活用手法」
      概要:
        作業場面における違反行為を誘発し数量的に計測可能な違反誘発課題を作成した。 PCを使った本課題は、作業内容自体は簡単であるが、操作手順が冗長なルール によって定められている。被験者に気づかれないようにPCの操作を記録し、 ルール違反した回数を記録できる。 さらに本発表では違反誘発課題を使った、体験型教育訓練手法と、 巡回監視の効果を検証した安全対策評価研究についても併せて紹介する。

※参加に関する情報

※問い合わせ先

【過去の開催】

第15回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2015年7月23日(木) 13:00〜17:30
  • (場所)筑波大学東京キャンパス118講義室(地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅下車約5分)
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  • (内容)講演とディスカッション
    • 講演者1: 栗橋 翠 氏(電気通信大学 大学院情報システム学研究科 社会知能情報学専攻)
      題目:「共助を活用したより安全な自動車社会の可能性」
      概要:
       近年、ITSや自動運転に関する研究は盛んに行われ、自動車の安全性を高める為の技術は急速に発展している。 しかし、単にシステムの高機能化や運転の自動化を推し進め、運転から人間を排していくことが最良の改善策とは限らない。 この問題に対する1つの解決策として、防災等の分野で用いられる共助の概念からヒントを得て、ドライバーが協調的にリスクを通知し合う 参加型の警報提示システムを提案した。ドライビングシミュレータによる評価実験の結果と共に紹介を行う。
    • 講演者2: 丸茂 喜高 先生(日本大学 生産工学部機械工学科)
      題目:「2台前の車両の動きから予測した運転を支援する」
      概要:
       まず始めに,2台前方の車両(先々行車)の有無によるドライバの追従特性について紹介する. その結果を基に,先行車のみでなく,先々行車の挙動も考慮した予測運転評価指標(PRE3)を提案し, その指標をドライバにリアルタイムに呈示する運転支援システムの効果について述べる. 最後に,運転支援システムを実車に搭載した事例についても紹介する.
    • 講演者3: 鈴木 宏典 先生(日本工業大学 工学部機械システム学群)
      題目:「先々行車の動きから予測した運転支援システムの交通流への影響」
      概要:
       先々行車の挙動を考慮した予測運転評価指標(PRE3)をドライバにリアルタイムに呈示する運転支援システムが提案され, 3台の車群の燃費改善,安全性向上等にに寄与することが明らかにされている.本講演では,PRE3を呈示する運転支援システムが 交通流全体に与える影響を交通シミュレーションを用いて解析し,円滑,安全,環境の側面からPRE3支援の効果を 定量的に評価した結果を報告する.また,運転支援システムのショックウェーブの抑制効果にも触れる.

第14回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2014年11月14日(金) 13:00〜17:00
  • (場所)独立行政法人 電子航法研究所 2号棟1F A会議室
  • (内容)講演とディスカッション
    • 講演者1: 今井 順一 先生(千葉工業大学 情報科学部 情報工学科)
      題目:「見えている/いないことを認識するシステム」
      概要:
      人間や周囲環境の状況を認識し,人間の活動を適切にサポートするシステムの研究が盛んになされています. しかし,システムの「客観的な状況認識」とユーザである人間の「主観的な状況認識」とは必ずしも一致するとは限りません. システム側には,そうしたユーザとシステムとの間に存在する「認識のズレ」を正しく理解し,相手の立場に立ってサポートを行うことが求められます. 今回は,視覚に基づく「認識のズレ」に焦点を当て,ユーザとシステムそれぞれから何が見えていて何が見えていないのかを推定する技術について紹介します.
    • 講演者2:姜 銀来 先生(電気通信大学 脳科学ライフサポート研究センター)
      題目:「ロボットによる身体機能の補助と代替―歩行支援機と筋電義手について―」
      概要:
      人は高度な身体機能を用いて日常生活に適応しているが, 高齢化や疾病などにより運動と感覚の機能を十分に発揮できなくなる. これに対して,近年では,ロボット技術によって 人の様々な感覚と運動の機能を補助または代替する取り組みが, 医工学連携研究により現実化してきている. 本講演では,下肢の歩行能力を支援するための全方向移動型支援機と, 上肢の機能を代替するための筋電義手の研究開発を紹介し, 特に身体情報計測に基づく運動意図の推定法についてお話しする.

第13回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2014年4月4日(金) 13:00〜18:00
  • (場所)筑波大学東京キャンパス118講義室
  • (内容)講演とディスカッション
    • 講演者1: 菅野 太郎 氏(東京大学大学院工学系研究科准教授)
      題目:「ヒト中心のシステムデザイン&マネジメント」
    • 講演者2:長谷川 尚子 氏(電力中央研究所ヒューマンファクター研究センター主任研究員)
      題目:「組織がレジリエントであるための要件
      〜高信頼性組織,レジリエンス,安全文化を踏まえた理論的枠組みと震災対応に見られる具体的事例〜」
    • 講演者3:山口 悦子 氏(大阪市立大学大学院医学研究科講師)
      題目:「学習する病院組織―安全文化を育てるために―」

第12回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2013年12月6日(金) 14:00〜18:00
  • (場所)室蘭工業大学 V棟1F VRシアター
  • (内容)講演とディスカッション
    • 講演者1:亀高 惟倫 氏(大阪大学基礎工学部名誉教授)
      題目:「フラーレン上の離散ソボレフ不等式の最良定数」
    • 講演者2:工藤 康生 氏(室蘭工業大学大学院しくみ情報系領域准教授)
      題目:「ラフ集合の数理とアルゴリズム」

第11回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2013年7月27日(土) 13:30〜17:00
  • (場所)京都大学桂キャンパス Cクラスター C3棟 1階 講義室5(c1S03)
  • (内容)講演とディスカッション
    • 講演者1:黒田 知宏 氏(京都大学医学部附属病院 医療情報企画部 准教授)
      題目:「電子カルテ化後の病院の危険:界面を考える」
    • 講演者2:Plinio Morita 氏(PhD Candidate at the University of Waterloo /Vanier Canada Graduate Scholar / 日本学術振興会 外国人特別研究員)
      題目:「Designing for Trust - How to maximize teamwork in healthcare teams」

第10回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2013年3月25日(月) 13:30〜15:00
  • (場所)京都大学桂キャンパス
  • (内容)講演とディスカッション
    • Prof. Catherine Burns (University of Waterloo, Canada)
       『Cognitive Work Analysis: New Dimensions』

第9回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2012年12月4日(火) 13:30〜17:00
  • (場所)独立行政法人電子航法研究所
  • (内容)下記2名からの話題提供とディスカッション
    • 原子力安全システム研究所 前田 典幸氏 
       『作業安全のためのマネジメント視点の抽出 ―作業者の安全意識・行動様式に影響を与える「状況」の検討―』
    • 西日本旅客鉄道 藤野 秀則氏
       『鉄道運転士の考動と働きがいと状況設計』

第8回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2012年7月17日(木) 13:30〜17:00
  • (場所)筑波大学東京キャンパス文京校舎
  • (内容)下記2名からの話題提供とディスカッション
    • [13:35〜15:05]
      京都大学 堀口 由貴男 先生
      『Cognitive Work Analysisを用いた作業制約分析とインタフェース設計』
    • [15:20〜16:50]
      北陸先端科学技術大学院大学 杉原 太郎 先生
      『認知症介護とAssistive technologyおよびその周辺』

第7回ヒューマンマシンシステム研究会

  • (日時)2011年11月17日(木) 13:30〜17:00
  • (場所)筑波大学東京キャンパス文京校舎(大塚キャンパス)
  • (内容)下記2名からの話題提供とディスカッション
    • [13:35〜15:05]
      大阪大学 准教授 松村 真宏 先生
      『人を絡繰る仕掛学』
    • [15:20〜16:50]
      京都大学 准教授 塩瀬 隆之 先生
      『高品質システムが人の信頼を失うとき』

第6回ヒューマンマシンシステム研究会

(日時)2011年6月8日(水) 13:30〜17:00
(場所)京都大学東京オフィス(〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
(内容)下記2名からの話題提供とディスカッション
    [13:40〜15:10]
    京都大学 准教授 川上浩司 先生
    『不便益を活用するシステムデザインの概要』
    [15:25〜16:55]
    室蘭工業大学 准教授 須藤秀紹
    『メディア・ビオトープを生み出すコミュニケーション・メディア』

第5回ヒューマンマシンシステム研究会

(日時)2010年11月11日(木) 15:00〜17:30
(場所)京都大学東京オフィス(〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
(内容)下記2名からの話題提供とディスカッション
    [15:00〜16:30]
    JR西日本 藤野秀則 氏
    『日常的作業行動における動機づけの情緒的側面とHI』
    [16:30〜17:30]
    日本大学大学院 機械工学専攻 博士前期課程1年 佐藤洋康 氏
    『列車運転士の駅停止支援システムに関する研究』

第4回ヒューマンマシンシステム研究会

(日時)2010年7月22日(木) 14:00〜17:00
(場所)京都大学東京オフィス
(内容)下記2名からの話題提供とディスカッション
    [14:00〜15:20]
    トヨタ自動車 竹内彰次郎 氏
    『Harmonious Driving Navigatorの開発』
    [15:40〜17:00]
    京都大学 助教 平岡敏洋
    『夜間時視覚支援システムに対するリスク補償行動』

第3回ヒューマンマシンシステム研究会

(日時)2010年3月12日(金) 13:00〜17:00
(場所)日本自動車研究所
(内容)ドライビングシミュレータの見学会・試乗会と下記の話題提供に関するディスカッション
    東京大学大学院工学系研究科 機械工学専攻 後期博士課程1年 伊藤太久磨 氏
    『歩行空間走行を前提とした低速移動体のドライバ視覚認知特性の検討』

第2回ヒューマンマシンシステム研究会

(日時)2009年10月22日(木) 14:00〜17:00
(場所)筑波大学大塚キャンパスG502教室
(内容)下記2名からの話題提供とディスカッション
    [14:00-15:20]
    久留米工業大学 教授 片山硬 氏
    『衝突余裕度に基づく先行車に対する衝突リスク評価の検討』
    [15:40-17:00]
    京都大学 助教 堀口由貴男 氏
    『自動化システムの操作応答関係の類似性がドライバのモード認識に与える影響』

第1回ヒューマンマシンシステム研究会

(日時)2009年5月19日(火) 14:00〜17:00
(場所)筑波大学大塚キャンパスG502教室
(内容)日本自動車研究所 菊地一範氏からの話題提供とディスカッション
    『ドライバの気付きに着目した運転特性把握に関する研究』
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