不便益システムWG

世話役:川上 浩司(京都大学 情報学研究科)

趣旨

不便益システムWGは、「不便であることの益を積極的に評価する視点」にテーマを定め、この視点でのシステムデザインに関する議論から、新分野創出にアプローチします。
デザイン対象とするシステムは、いわゆる機械システムに限らず、「不便」を感じる主体をも系に含めた人間-機械系や、人間-人間系であるコミュニティを間接的にデザインする制度設計なども視野に入れます。さらには、インタフェース設計、意匠デザインなどの様々な分野から知見を持ち寄り、幅広い分野の横糸となり得るシステム論の構築を目指します。

活動

不便の益を活用するシステムのデザインに関する情報交換を実施します。背景知識の異なる異分野の研究者が相互理解して知見交換が実りあるものとなるためには、対面コミュニケーションが効果的であると考えられます。そのため、2ヶ月に一度ほどのペースで集まり、不便益に関連する話題を提供し合い、意見を交換します。また、WGメンバに限らず、外部からの話題提供や参加も歓迎します。