主催:計測自動制御学会九州支部
共催:計装研究会
申込方法:資料準備の都合上,ご参加の場合は問合せ先のメールアドレスへ参加者名とご所属をご連絡下さい.
問合せ先:長崎大学工学部情報システム工学科 喜安千弥
TEL/FAX: 095-819-2582
E-mail: kiyasu(at)cis.nagasaki-u.ac.jp. ((at) を @ に変換し,末尾の .(ピリオド)を削除してお送り下さい)
13:00〜15:00 「制御の現場に整合した制御理論のあり方を考える」
北森 俊行 (NF回路設計ブロック)
概要:プロセス制御において制御対象は決して線形ではなく,有限次元でもない. 非線形分布定数系で,複雑な境界条件下に置かれている.厳密に考えればどんな物理的システムから成る制御対象も同じである. それなのに,PやPIやPIDでも制御でき,モデル予測制御などもできる. その本質を探り,そのような制御の現場に整合した制御系設計理論のあり方とその発展の可能性を考えよう.
15:00〜17:00 「運転データからのモデリングと直接的PID調整」
加納 学 (京都大学)
概要:希望する制御性能を実現するために,対象プロセスのモデリングが重要であることは疑いようがない. 本講では,ステップ応答から伝達関数モデルを構築する方法として,接線法,二点法,およびARXモデル同定法を解説する. さらに発展編として,モデルを構築することなく,プラント運転データから直接的にPID制御パラメータを調整できるE-FRIT法と,その産業応用事例を紹介する.
17:00〜17:30 質疑応答