計測自動制御学会 関西支部 ICTを操る次世代システム制御技術・理論研究会
第四回講演会
本研究会の第四回の講演会を下記の要領で開催致します.
ICTと制御技術の融合に興味を持たれている皆様の
ご参加をお待ちしております.
主催
計測自動制御学会 関西支部
日時
2011年9月24日(土曜日) 10:00〜
場所
ホテルコスモスクエア国際交流センター
住所: 大阪市住之江区南港北1-7-50
アクセス: 地下鉄中央線「コスモスクエア」駅からサークルバスで約3分
(詳細はこちらをご覧下さい)
プログラム
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10:00〜11:00
海外における最新のPLC技術の動向
岡本 誠 (東洋紡エンジニアリング株式会社 )
概要: RockwellAutomation(RA)社製PLCに搭載されている最新技術
の紹介と今後の動向について説明させていただきます.
具体的には,産業用EthernetであるEthernet/IPを用いた信頼性
の高い冗長化通信,ソフトウエアの再利用方策などを中心に国内
製品と異なる技術について紹介いたします.一部製品についてはデモも準備いたします.
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11:20〜12:20
システム制御と関係のありそうな無線通信の話題
林 和則(京都大学)
概要: 無線通信の分野で,システム制御のアプローチを適用することにより
解決されることを発表者が期待する問題や,システム制御と関係が
ありそうないくつかの話題を紹介する.
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13:20〜14:20
リアルタイムスケジューリングへの最適化理論の応用
原田 史子(立命館大学)
概要: 組込みシステムには処理の時間制約を守るというリアルタイム性が存在する.複数の処理が存在する場合,各処理によって異なるリアルタイム性を守りながら,各処理のスケジューリングを行う必要がある.本発表では,リアルタイム性と処理結果の品質の高さを双方保証するようなスケジューリングに最適化理論を応用した事例を紹介する.
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14:40〜15:40
サンプル点上の応答とサンプル点間応答の設計
佐藤 孝雄(兵庫県立大学)
概要: まず,離散時間系であるサンプル点上の応答が理想的なものであると仮定する.
次に,サンプル点間応答の改善を行う.
ただし,仮定に基づくと,サンプル点上の応答は変化せないことが良いこととなる.
そこで,サンプル点上の応答とは独立にサンプル点間応答の改善する方法について提案を行う.
ここでは,特に定常状態の応答の設計法について述べる.
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16:00〜17:00
制御理論のネットワーク研究への応用
大崎 博之(大阪大学)
概要: ネットワーク研究者から見た制御理論の概要を紹介するとともに,
ネットワーク研究への制御理論の応用例を紹介する.
さらに,ネットワーク研究で
広く用いられている待ち行列理論と制御理論の対象領域を比較することにより,
今後のネットワーク研究に求められる解析手法について議論する.
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17:20〜18:20
密度関数による安定解析
増淵 泉(神戸大学)
概要: 安定解析の方法は,基礎的であるが故に広い応用を持つ可能性がある.
本発表では,リアプノフの方法のある種の双対である,Rantzerによって
提案された密度関数による非線形システムの安定解析を紹介する.
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18:30〜19:30
総合討論
参加方法
直接会場にお越しください.参加費は無料です.
お問い合わせ先
幹事: 東 俊一 (京都大学 大学院 情報科学研究科) / sazuma◆i.kyoto-u.ac.jp
※ 全角の部分は半角にして,◆を@に変更してください.