計測自動制御学会 関西支部 ICTを操る次世代システム制御技術・理論研究会
第三回講演会
本研究会の第三回の講演会を下記の要領で開催致します.
ICTと制御技術の融合に興味を持たれている皆様の
ご参加をお待ちしております.
主催
計測自動制御学会 関西支部
日時
2011年8月18日(木曜日) 13:00〜
場所
大阪大学 豊中キャンパス 基礎工学研究科J棟1階共用セミナー室
住所: 560-8531 大阪府豊中市待兼山町1-3
アクセス: 阪急宝塚線 石橋駅 徒歩20分,もしくは 大阪モノレール 柴原駅 徒歩8分
(詳細はこちらをご覧下さい)
プログラム
※順番が一部変更になりました(2011/7/25)
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13:00〜14:00
永続的センシングと人間行動認識の自動化
西尾 信彦(立命館大学)
概要: スマートフォンに装備されるセンサーを24時間365日継続的に稼動させ,
可能な限りのセンシング情報を取得し続けることによって,ユーザの行動認識
のための機構を自動生成する研究開発について紹介する.
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14:10〜15:10
ICT技術を用いた消防隊員遠隔支援用レスキューベストの開発
土井智晴(大阪府立大学工業高等専門学校)
概要: 平成23年度〜25年度で採択されている科研費の研究計画概要をおはなし
し,
その中核的なICT機器であるTPIP2ボードについて紹介する.
また,TPIP2ボードを
遠隔操縦無線機器として使用しているレスキューロボットコンテストについても
紹介する.
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15:20〜16:20
システム同定によるモデリング
奥 宏史(大阪工業大学)
概要: 制御対象のモデリングにおいて、システム同定が有力な手法であることが知られ
ている.
システム同定は,対象から得られた観測データより,そのデータをうまく説明できる数学モデルを求める方法である.
とくに,第一原理モデリングによる厳密なモデルが複雑になりすぎるような場合,
システム同定によるモデリングでは,制御系設計の観点から重要な部分だけを抽出した簡単化されたモデル
を得る期待がある.
本講演では、登壇者の研究結果を中心に,システム同定の
基礎からフィードバックをもつ系の同定,
オンライン同定を応用した故障検出などの概要を紹介する.
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16:30〜17:30
電力システム技術における力学系手法〜解析からデザインへ〜
薄 良彦 (京都大学)
概要: 省エネルギー・低炭素社会の実現に向けて情報通信・エネルギーの統合技術に現
在注目が集まっている.本発表では,電力システムに生起する物理ダイ ナミク
スに着目し,力学系の手法が電力システム技術や上記の統合技術にどのように貢
献しうるかを議論する.具体的には,講演者が行ってきた多数の 小容量同期発
電機の集団不安定性に関する現象論(解析),及び複数家庭で構成される電力シ
ステムのデザインについて紹介する.
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17:40〜18:30
総合討論
参加方法
直接会場にお越しください.参加費は無料です.
お問い合わせ先
幹事: 東 俊一 (京都大学 大学院 情報科学研究科) / sazuma◆i.kyoto-u.ac.jp
※ 全角の部分は半角にして,◆を@に変更してください.