計測と制御 2008年9月号

VOL. 47, 2008

特集「ナノスケールものづくりのための知的計測技術」

日本のものづくりの優位性を活かしながら,次世代ものづくりへのイノベーションを加速するには,形状精度をナノスケール化することで機械部品,半導体,光素子に高付加価値な機能を付与する「ナノスケールものづくり」の考え方が重要となる.ナノスケールものづくりのコア技術はナノスケール計測である.ものづくり計測を高度化するためには,自己校正などの知的データ処理,国際標準化とトレーサビリティを確立するナノ標準の開発,新しい加工原理を支援するナノ加工計測などの複合的な技術を,ものづくりに適用させる必要がある.これらの技術を知的計測技術として体系化することによって,ナノスケールものづくりのイノベーションを加速することができる.

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