計測自動制御学会中部支部

基礎講習会「電力の品質を維持する制御技術」

電気事業法の改訂によりIPP (Independent Power Producer)と呼ばれる発電事業者が、火力発電所、風力発電所や、燃料電池発電所を建設して電力を電力会社へ販売できるようになった。このような環境において、巨大な電力系統に対して発電所は電力の品質を維持するためにどのような制御をしなければならないか、電力系統はどのように制御されているかを解説する。

日時平成１０年１０月１６日(金)　10:00～17:00

場所中部電力(株)千代田ビル　31,32会議室
　　名古屋市中区千代田二丁目12-14電話052-243-9100

プログラム

10:00～11:00 電力ネットワークの制御
講師　電力中央研究所　電力システム部井上俊雄

電力ネットワークの制御の仕組みについて全国大から各電力会社での制御まで解説する。

11:00～12:00 電力の需要予測
講師　名古屋工業大学　中村光一

電力の需要予測はきわめて重要な課題である。これについて幾つかの試みがあるが、ニューラルネットワークを用いた需要予測について解説する。

13:00～14:30 発電所の制御
講師　(株)シミュテック　松村司郎

電力の品質である周波数と電圧の制御は負荷追従性能の高い揚水発電や火力発電が担っている。この内制御技術の観点から興味のある火力発電の制御について解説する。

15:00～17:00 中部電力基幹給電制御所の紹介と基幹給電制御所
および地下変電所の見学

中部電力の基幹系統を制御している中部電力基幹給電制御所について説明をし、実際に制御している現場の見学と巨大地下変電所の見学を行う。

会費学生会員　\3,000　正会員・協賛学会会員　\10,000 非会員　\15,000

会費振込先さくら銀行本山支店普通口座 6512087 講座名義人 SICE中部支部

定員 70人

申し込み         E-mail, FAXまたは郵便で下記へ10月2日までにお申し込みください。
                        464-8603 名古屋市千種区不老町
                        名古屋大学大学院工学研究科電気機械工学専攻尾形和哉
                        電話 (052)789-2746, FAX (052)789-3854
                        E-mail: ogata@nuem.nagoya-u.ac.jp