主 催:
計測自動制御学会中部支部
日 時: 2005年12月27日(火) 13:00〜17:50
場 所: 名古屋大学工学部 IB電子情報館2階 IB大講義室
スケジュール:
講演1 (13:00〜14:30)
講 師: 石川将人 先生 (京都大学大学院 情報学研究科)
http://www.robot.kuass.kyoto-u.ac.jp/~masato/
講演題目: 「非ホロノミックシステムの幾何構造」概要:
一般に非ホロノミック系・劣駆動系と呼ばれているクラスの機械システムには,
質的なバラエティに富んださまざまな実例が含まれている。例題としてよく
取り上げられる車両系はそのごく初歩的なものに過ぎない.本講演では,
多くの非ホロノミック系を構造的な観点から分類し,車両・ヘビ・宇宙ロボット
などの特徴的な実例を用いながらそれぞれの動特性,および構造を生かした
制御方法について解説する。
講演2 (14:40〜16:10)
講 師: 山根克 先生 (東京大学大学院 情報理工学系研究科)
http://www.ynl.t.u-tokyo.ac.jp/~yamane/
講演題目: 「低侵襲運動計測によるヒト筋骨格−神経系のモデリング」概要:
本講演では,ヒトの運動を生み出す筋骨格系とそれを制御する神経系を
できるだけ詳細にモデル化する試みについて述べる.
われわれが独自に開発してきた光学式モーションキャプチャシステムを用いた
運動計測に基づく動力学計算を行うことにより,侵襲性の低いパラメータ同定と
筋張力・神経活動推定が実現できる.このことは,本モデルを医療,
リハビリテーション,スポーツ,ヒューマン・マシンインタフェース,
脳科学など幅広い分野へ応用することを可能にする.
講演3 (16:20〜17:50)
講 師: 平田泰久 先生 (東北大学大学院 工学研究科)
http://www5.bureau.tohoku.ac.jp/detail/000000000841.html
講演題目: 「力学的相互作用に基づく人間支援システム」概要:
現在の高齢化社会において,人間と直接的な接触を伴い人間を支援する
ロボット技術の開発は必要不可欠である.そこで,本講演では,人間との
力学的な相互作用を前提として人間の支援を実現するロボットパートナと
呼ばれるいくつかの人間協調型ロボットシステムを紹介する.また,その
ロボット技術(RT)を適用することにより実現される福祉システムをはじめ
としたRTシステムを紹介する.申込・問合先:
名古屋大学大学院工学研究科 機械理工学専攻 藤本健治
TEL/FAX:(052-789-3854)