計測自動制御学会中部支部
第５回「制御理論ワーキングセミナー」
会 場： 名古屋工業大学 付属図書館 ３F視聴覚室
（名古屋市昭和区御器所町）
題目（概要）と講師：
題目： 制御しやすい制御対象の特徴付け：H2制御性能限界の解析解
東京大学大学院情報理工学系研究科 原 辰次 君
概要：本講演では，物理的な制約条件のもとで達成可能なH2制御性能の限界に対する解析解の結果を紹介する．制御性能としては，ステップ状の目標値応答とインパルス状の外乱応答の２つを考える．また，物理的な制約としては，制御入力制限がある場合とサンプル値制御の２つの場合を考える．対象とする問題はH2制御問題であるので，リカッチ解やLMI解はすでに知られている．ここで与えるのはそれらと異なり，制御対象の不安定極・零点やゲイン特性などで表現される完全な解析解である．したがって，どのような特性を持った制御対象が制御しやすいかを特徴付ける結果となっており，制御対象と制御器の統合化設計の目安を与えるものである．定 員： ５０名（参加費無料）
関心をお持ちの方はどなたでもご自由にご参加ください．
問合せ先：名古屋工業大学 機械工学科
（〒446-8555 名古屋市昭和区御器所町）
水野 直樹 電話(052)735-5339
E-mail:mizuno@eine.mech.nitech.ac.jp