|
学会主催行事 |
SICE 2005 in Okayama への誘い
|
実行委員長 井上 昭(岡山大学大学院)
本年度のSICE学術講演会(SICE 2005 Annual Conference in Okayama)は, 8月8日(月)から10日(水)までの3日間,岡山市内の岡山大学津島キャンパス教養教育棟にて開催されます.多数の皆様がご参加くださいますよう,実行委員会を代表してご案内申し上げます.
SICE学術講演会は,すでに1986年より,国際セッションを設けて,海外からの参加者を募って国際化を進めてきましたが,2002年の大阪でのSICE学術講演会からすべてのセッションを英語化し,名称もSICE
Annual Conferenceと改めて完全な国際会議化を目指してまいりました.以来,2003年の福井,2004年の札幌と,段階的に国際化を進め,来年,2006年には韓国,自動制御・システム工学学会(The
Institute of Control, Automation and Systems Engineers, ICASE)のご協力をいただき韓国,釜山での開催を予定しておりますが,本年度は国際化の仕上げとして,完全な国際会議として開催いたします.すでに申込をいただきReviewを経てAcceptとなりました817件の講演のうち,実に,241件,約30%が海外からの講演申込みで,名実ともに国際化が達成されました.特に,韓国から62件,中国から60件の多数の講演申込をいただきました.
上述で紹介いたしましたように講演件数は総数817件ですが,うち,オーガナイズドセッションは66セッション,330件の講演,一般講演は74セッション,392件の講演,ポスターセッションは2セッション,95件の講演です.さらに,分野別では,システム・情報が31セッション,178講演(ポスターを含む),計測が29セッション,179講演,制御が35セッション,182講演,SIが30セッション,192講演,産業応用が14セッション79講演,技術者教育が1セッション,7講演です.
特別講演には,8月9日(火)午後に(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報研究所所長の川人光男先生に"Connecting
Brain and Robot by Computational Neuroscience"と題する講演を,国際プレナリー講演には,8月8日(月)午前に,Carnegie
Mellon University(USA)教授のYoky Matsuoka先生に"Robot-Human Closed
Loop System(予定)"および8月10日(水)午前にTata Consultancy Services
(India)所長のMathukumalli Vidyasagar先生に"Advances in Stochastic
Modelling and Applications to Post-Genomic Biology”と題する講演をお願いしております.
また,SICE事業委員会において企画しました会員外への啓発を目的とするSICE Week 2005では,8月6日(土)〜11日(木)につぎの企画が計画されております.すなわち,第1は,岡山県立大学を会場として中学生,高校生向け講演会と展示デモを行います.内容は「計測・制御」という学問分野を広く知っていただくため,計測と制御の分野でどんなことができているか最先端の成果を,映像を用いてわかりやすく解説する講演3件および,3つのテーマについての展示,デモです.第2は,倉敷市水島地区に会場を移して企業技術者向け講演会として,「明日のプロセス産業を支える計測・制御・情報技術」をテーマに3件の講演を行います.
さらに,SICE 2005と並行して同じ会場にて,つぎの行事が予定されております.いずれも参加料は無料で,これらの行事の講演の言語は日本語で行われます.第1は,SICE理事会主催,8月7日(日)開催の"SICEテクノロジービジョン・ワークショップ公開討論会"です.第2は日本学術会議,第5部計測工学専門委員会主催,8月8日(月)開催の計測連合シンポジウム「先端計測2005 生物に学ぶ計測」で,6件の講演があります.第3は,SICE制御部門主催,8月10日(水)午前開催のSICEチュートリアルセミナー「使えるモデル予測制御−理論と現場のはざま」です.第4はSICE論文集委員会主催,8月10日(水)午後開催のワークショップ「SICEにおける論文作成と論文査読」(仮称)で3件の講演があります.
他にも種々の行事を予定しております.詳しくはhttp://www.sice.or.jp/org/sice2005/ に掲載しておりますので,ご覧ください.
岡山では,8月6日(土),7日(日)に,おかやま桃太郎まつりが開催され,市内でも催しものがあります.岡山は大変交通の便利な土地ですが,お盆に近い時期ですので,交通機関等早めに手配されることをおすすめいたします.お盆休暇をご利用されて,皆様多数のお越しを心よりお待ちしております.
|
copyright © 2005 (社)計測自動制御学会 |
|