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学会主催行事 |
第41回 システム工学部会研究会
社会・経済・組織の原理を解明するエージェントベースモデリング参加者募集要項
- 主催
- 計測自動制御学会・システム・情報部門 システム工学部会
- 協賛
- 経営情報学会「社会・組織・経済へのエージェントベースアプローチ研究部会」
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現代では人間活動の多様化と急速な技術革新による人々の意識と行動の変化に,社会制度の設計が必ずしも整合的に行われていない.社会的事象に対する従来の社会科学の方法では,現象の事後的な実証的説明が試みられるが,事前にその理解をすることは困難である.またトップダウンによる政策決定の方法を用いても社会システムの特性を制御することはできない.
エージェントベースモデリングにおけるエージェントは,人間や組織をモデル化しており,内部状態,意思決定機能,通信機能を備えた自律的主体である.エージェント概念を用いた社会シミュレーションは,これまでやってみなければその成否がわからないような問題状況に対し,試行実験の方法を提供し,シナリオ間の比較による制度基盤の設計を可能にしてくれる.
理工学研究者が,システム論的な観点から社会・経済・組織の制度基盤の問題へコミットし,速い社会変化に追従可能な新しいシステム方法論を開発・普及させることと同時に,社会科学者においても,多様な主体の関わる現在,将来のシステムに関する考察を進め,社会をシステムとしてとらえる視点を築くことが求められている.
本研究会では,このような観点からのアプローチの研究プログラムについて,おもに4つの社会的問題状況に対するアプローチの展望と課題について議論する.
- 期 日
- 2007年3月20日(火)
- 会 場
- 早稲田大学理工学部大久保キャンパス 62号館W棟大会議室〔JR山手線・地下鉄東西線・西武新宿線 高田馬場駅下車,徒歩15分,JR山手線 新大久保駅下車,徒歩12分,地下鉄大江戸線 東新宿駅下車,徒歩15分,http://www.sci.waseda.ac.jp/campus/index.html〕
- プログラム
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13:00〜17:00 |
(1) 社会・経済・組織へのエージェントベースモデリング |
東京工業大学 寺野隆雄 |
(2) 経済・市場原理のABMによる解明 |
京都大学 喜多 一 |
(3) 都市・社会問題に対するABMの適用 |
名古屋工業大学 兼田 敏之 |
(4) 組織・経営問題のABMと参加型アプローチ |
早稲田大学 高橋真吾 |
(5) ABMの原理の解明 |
東京工業大学 出口 弘 |
- 申込方法
- 学会のホームページのCGI申し込みからお願いいたします.
- URL:http://www.sice.or.jp/bukai_web_appli/index.html
- 申込締切
- 2007年3月13日(火)
- 参 加 費
- 資料代1,000円(当日受付にてお支払いください)
- 問合せ先
- 千葉工業大学社会システム科学部経営情報科学科 柴 直樹
- FAX(047)478-0575,E-mail:
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