- 主催
- 計測自動制御学会 計測部門
- 企画
- 力学量計測部会
計測の信頼性を維持することは,計測機器のユーザにとって常に切実な要求と言えます.平成5年から開始された計量法校正事業者認定制度(JCSS)は,校正事業者の技術能力を認定し,国家計量標準へのトレーサビリティを保証します.JCSS事業者の校正を受けた計測機器を用いることで,計測の信頼性およびトレーサビリティをより客観性を持って確保することが可能になります.力学量計測部会では,JCSSの認定機関である独立行政法人製品評価技術基盤機構,および質量と圧力の計測機器の校正事業者から講師を迎え,JCSS事業の現状を紹介いただく講演会を企画しました.講演後には,産業技術総合研究所計測標準総合センター(NMIJ/AIST)で維持されている,力学量関連の国家計量標準の見学会を行います.皆様のご参加をお待ちしています.
- 日 時
- 2005年2月8日(火) 13:00〜16:30
- 会 場
- 独立行政法人 産業技術総合研究所 中央3-1棟 6階 第3会議室 〔つくば市梅園1-1-1中央第3〕会場への交通手段はつぎのホームページをご覧ください.http://www.nmij.jp/
- 定 員
- 先着30名
- 申込方法
- 下記申込先まで電子メールあるいはFAXでお申し込みください.この際に、件名を「67部会行事参加希望」とし,所属,氏名,連絡先(電話番号,FAX番号,電子メールアドレスなど)をお知らせください.
- 申込締切
- 2005年1月31日(月)
- 参 加 費
- 無料
- 申 込 先
- 独立行政法人産業技術総合研究所 計測標準研究部門
力学計測科 質量力標準研究室 植木正明
電話(029)861-4153,FAX(029)861-4399
E-mail:m.ueki@aist.go.jp
- 学会事務局
- 部門協議会担当
電話(03)3814-4121,E-mail:bumon@sice.or.jp
- プログラム
- 13:00〜13:10 主査挨拶
13:10〜13:50「計量法校正事業者認定制度(JCSS)の現状」
講師:東田博之(独立行政法人製品評価技術基盤機構)
概要:計量法校正事業者認定制度(JCSS)が平成5年に開始されて以来,認定された校正事業者の数は着実に増加し,現在では百数十者に達している.認定校正事業者による校正を受けることで,ユーザが使用する計測機器は国家計量標準へのトレーサビリティを確保することができる.本講演では,JCSS制度の概要および試験所・校正機関認定制度の国際相互承認(MRA)について紹介する.
13:50〜14:30「質量計測分野のJCSS校正事業の概要」
講師:鈴木英樹(株式会社エー・アンド・デイ)
概要:(株)エー・アンド・デイ校正室は,分銅の協定質量の校正について認定事業を展開している.これまでの弊社への校正依頼内容,校正依頼品の傾向及びその状況について解説する.また,弊社の校正作業に関わる標準器,自社製質量比較器,校正作業に関する設備の概要および質量校正に関わる不確かさの内容について説明する.
14:40〜15:20「圧力計測分野のJCSS校正事業の概要」
講師:小川重光(株式会社ナガノ計装)
概要:長野計器株式会社は,JCSS(第一階層)事業者として,平成10年JCSS校正事業を開始し,同グループの株式会社ナガノ計装は,JCSS(第二階層)事業者として,平成16年JCSS校正事業を開始した.グループ会社内の校正事業の取り組み方を例にとって,圧力計測分野でのJCSS校正事業について紹介する.
15:20〜16:30 見学会
産業技術総合研究所の圧力,力,質量の計量標準に関する研究設備
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