実行委員長 大塲 良次
(北海道大学大学院)
本年度のSICE学術講演会(SICE 2004 in Sapporo)は,8月4日(水)から6日(金)までの3日間,北海道札幌市手稲区にある北海道工業大学を会場にして開催されます.多数の会員の皆様がご参加下さいますよう,実行委員会を代表してお願い申し上げます.
本大会は第43回SICE学術講演会に当たり,札幌を会場にして開かれる4回目の大会になりますが,一方本大会は,2002年の大阪に始まり,2003年の福井と続く,国際化されたSICE学術講演会の第3回目の大会に当たります.本大会においては前の2回に比して国際化がより一層深化されて,プロシーディングの論文はもちろんオーラルセッションの発表も完全に英語化されます.一方,従来の日本語による発表にも対応するため,新たにポスターセッションを設けて,そこにおける発表には英語に加えて日本語による発表も認めることになりました.
大会のテーマは計測・システム情報・制御に関連する技術分野を,基礎的理論研究から実際的応用まで広くカバーします.通常のオーラルセッションおよびポスターセッションに加え,種々の最新のトピックスを対象に,広くオーガナイズドセッションを募集し,総計40のオーガナイズドセッションを設定しました.総論文数は584,うちポスターセッションの論文が71の見込みであります.
会場となる北海道工業大学は,札幌の郊外,札幌冬季オリンピック大会の大回転競技などメイン会場となった手稲山の麓,石狩平野南西端の環境に恵まれた位置にあります.8月上旬の札幌は,本州以南の蒸し暑い気候とは異なり,乾燥した爽やかな気候で皆さんをお迎えすることができると思います.札幌は明治以降に開かれた比較的歴史の浅い都市ですが,近代的で生き生きとした美しい街です.どうか多くの会員がSICE
2004 in Sapporoに参加され,専門の計測・システム情報・制御に関する科学技術研究の最新の情報に触れ交換されると共に,仲間や旧友と旧交を温めたり,躍動する都市札幌の生活の一端をお楽しみいただきたいと思います.
それでは8月,札幌で皆様にお会いできることを楽しみにしております.
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