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- 主催
- 計測自動制御学会 システム・情報部門
- 協賛
- IEEE SMC Japan Chapter
- 計測自動制御学会 システム・情報部門 SMC国内委員会
- 移動知実現のシステム原理とその工学的実現に関する調査研究会
- 企画
- 自律分散システム部会,知能工学部会
- 計測自動制御学会システム・情報部門では,第9回創発システム・シンポジウムを開催します.今回は,複雑系科学,ネットワーク理論,生物学,認知科学などにおける最先端の研究についてご講演をいただくとともに,講師の先生方を囲んで,5つのテーマについてさらに深く議論するフォーラムの時間を設けました.また,本年度もポスター発表を募集します.新しい研究成果のみならず,既発表の研究紹介などでも構いません.特に学生さんの発表を歓迎いたします.さらに,学生企画「社会問題解決のための創発システム」,企業研究紹介などもりだくさんのプログラムでみなさんをお待ちしています.ふるってご参加ください.
- 期 日
- 2003年8月22日(金)〜24日(日)
- 会 場
- インテック・大山研修センター〔富山県上新川郡大山町東黒牧140-1,電話(0764)83-8111〕
- 交 通
- JR富山駅から車で35分,富山空港から車で20分.送迎バスあり.(詳しくはホームページ参照)
- プログラム
- 8月22日(金)
- 14:00〜14:20 開会の辞/知能工学部会主査 山村雅幸君
- 14:20〜15:40 「昆虫の脳 ―環境適応行動の発現機構―」/筑波大 神崎亮平君(フォーラム1)
- 匂い源から放たれた匂い分子は,空中で複雑に分布します.昆虫はこのような匂い環境下でフェロモンの匂いをたどりながら,数キロメートルも離れた交尾のパートナーに定位します.本講演では,匂い情報が昆虫の脳システムでいかに信号処理され,匂い源探索が実現されるかを例に,昆虫の適応行動の発現の仕組みを解説します.
- 16:00〜17:20 「ネットワーク生態学入門―経済,社会インフラ,生物における共通構造―」/北陸先端大 林 幸雄君(フォーラム 2)
- 生物が何十億もかけて獲得した遺伝子や代謝系の分子生物学的ネットワーク, 人工物である通信インフラや電力網, さらにメール送受信や知人関係, 企業間取引などに, 驚くほど共通の構造が存在することがごく最近明らかになりました. その自律成長メカニズム, 耐故障性, 情報伝搬や流通の特性などを紹介します.
- 17:30〜18:00 学生交流会(学生参加者は名刺を持参してください.)
- (夕食)
- 19:00〜20:20 「生物の形態形成と位置情報」/理化学研 近藤 滋君(フォーラム3)
- 動物の形態形成で一番不思議なのは,正確な形がひとりでに出来上がるところです.生物種によっては,発生の途中で胚の形を人為的にかき乱しても,正常な個体が生まれてくることも多いのです.このような形態の安定性が保証される仕組みについて詳しいことはわかっていませんが,チューリング波と呼ばれる分子反応の「波」が働いている可能性が示唆されています.
- 8月23日(土)
- 9:00〜10:20 「セルラーオートマトンの理論と応用」/大阪電通大 梅尾博司君(フォーラム4)
- 同期型並列計算モデルとして知られるセルラーオートマトンは,VLSI,SIMD型並列計算機などのモデルとして研究が進められてきましたが,近年では物理学,化学, 生物学,医学,経済学などの分野でも幅広く研究されています.一方計算機科学に於いても,人工生命,マルチ・エージェントシステム,ダイナミカルシステム,カオス理論などに応用されています. 本講演では,数多くの分野で研究されているセルラーオートマトンの基礎理論から応用に関連するトピックスについてお話します.特に古典的な問題として知られる一斉射撃問題とそのアルゴリズムに焦点を絞り,理論的な側面について議論します.
- 10:40〜12:00 「クオリアの認知神経科学」/ソニーコンピューターサイエンス研 茂木健一郎君(フォーラム5)
- ミラーニューロンなどの近年の神経科学の成果を参照しつつ,感覚の並列処 理から運動の逐次処理へのインターフェイスで生み出されると考えられるクオリア(感覚質)を鍵に感覚運動連合の脳内機構をシステム論的に概観します.
- (昼食)
- 13:00〜14:00 各講師を囲んで,5室パラレルで行います.
- フォーラム1: 「工学と生物学が仲良く付き合う方法」/司会 淺間 一君(東大)
- フォーラム2:「お金, 情報, 生命維持のための流通」/司会 新 誠一君(東大)
- フォーラム3:「パターンの創発」/司会 矢野雅文君(東北大)
- フォーラム4:「超並列システム」/司会 村田 智君(東工大)
- フォーラム5:「認識と創発」/司会 椹木哲夫君(京大)
- 15:00〜16:30 ポスターセッション
- 18:00〜 懇親会(恒例屋外バーベキュー)
- 8月24日(日)
- 9:00〜10:00 企業における創発システム関連の研究紹介
- 10:20〜12:00 「社会問題解決のための創発システム」
- この企画は,学生有志が中心となって自主的に運営するものです.今回は,創発システム研究のあるべき将来像を模索するため,現代社会が抱えるさまざまな問題(地球環境,政治・経済システム,少子高齢化社会など)に対して,創発システムがどのように役立つかについて議論します.さまざまなバックグラウンドを持つ人々と交流しながら,参加者全員がグループに分かれてアイディアを出し合います.
- 12:00〜12:10 閉会の辞 自律分散システム部会主査 淺間 一君
- 申込締切
- 2003年7月25日(金)(参加申込み,ポスター申込み共)
- 参加定員
- 100名
- 参加宿泊費(宿泊,食費,懇親会費を含みます.
- 一般 30,000円(参加費 14,000円,宿泊費等 16,000円)
- 学生 20,000円(参加費 4,000円,宿泊費等 16,000円)
- 参加申込方法
- 創発システム・シンポジウムのホームページからお申し込みください.なお,オンライン申込みがご利用になれない場合は,近藤(E-mail:kon@dis.titech.ac.jp, 電話(045)924-5654)まで直接お問い合わせください.
- ポスターセッション:A4 1,2枚程度のPDF原稿を添えて,ホームページからお申し込みください.
- 本シンポジウムのホームページ:
http://www.ito.dis.titech.ac.jp/ess03/
- 参加宿泊費の支払方法
- 支払方法についてはこちらを参照してください.
- 問合せ先
- 東京工業大学大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 村田 智/電話(045)924-5680,FAX(045)924-5680,E-mail: murata@dis.titech.ac.jp
- 立命館大学理工学部情報学科 西川郁子/電話(077)561-2696,FAX(077)561-2669
E-mail: nishi@cs.ritsumei.ac.jp
- 東京工業大学大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 近藤敏之/電話(045)924-5654,FAX(045)924-5684,E-mail: kon@dis.titech.ac.jp
- 学会事務局
- 部門協議会担当/電話(03)3814-4121, E-mail: bumon@sice.or.jp
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